韓国語の文法

「~しに行く」を意味する韓国語「(으)러 가다」の使い方【例文付き】

「~しに行く」を意味する韓国語「(으)러 가다」をわかりやすく解説
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「〜しに行く」の韓国語(으)러 가다を解説します。

  • 使えるシーン
  • 勉強し行きます。
  • 遊び行きます。
  • 買い物し来ました。

こういった文章を作れるようになります。

「~しに行く」を意味する韓国語「(으)러 가다」

「~しに行く」は、「運動し行く」「会い行く」「食べ行く」といった感じで、ある行動の「目的」を表すときに使えます。

  • 運動しに行く→「運動すること」が目的
  • 会いに行く →「会うこと」が目的
  • 食べに行く →「食べること」が目的

このときに使う韓国語が(으)러/으러です。

  • 作り方
  • 動詞の語幹+러/으러
  • ↳ パッチムなし:러
  • ↳ パッチムあり:으러
  • » 語幹とは?

パッチムで使い分けが必要なので、作り方には少し注意です。

基本の形 パッチム 러/으러(しに行く)
하다(する) なし 하러 가다(しに行く)
다(見る) なし 보러 가다(見に行く)
읽다(読む) あり 읽으러 가다(読みに行く)
받다(もらう) あり 받으러 가다(もらいに行く)
먹다(食べる) あり 먹으러 가다(食べに行く)
  • 例文

공부하 가요.
勉強しに行きます。

영화를 보 가요.
映画を見に行きます。

쇼핑하 가요.
ショッピングしに行きます。

밥을 먹으러 가요.
ごはんを食べに行きます。

책을 읽으러 가요.
本を読みに行きます。

약을 받으러 가요.
薬をもらいに行きます。

「러/으러」を使った他の表現5つ

先ほど解説した으러 가다は「〜しに行く」という意味でしたが、例えば「〜しに来る」「〜しに出る」といった表現もできます。

~しに来る 하러 오다
~しに通う 하러 다니다
~しに行ってくる 하러 다녀오다
~しに出る、出ていく 하러 나가다
~しに出る、出てくる 하러 나오다

上記のとおり。으러よりも後ろの部分が異なりますね。

逆にいえば、行動の「目的」を表しているという点では「〜しに行く」も「〜しに来る」も全て共通なので、으러は必ず必要ということです。
  • 例文

지갑을 찾으러 왔어요.
サイフを探しに来ました。

사진을 찍으러 다녀왔어요.
写真を撮りに行って来ました。

「〜しに行く」の作り方には例外が2つある

러/으러をつけるのが「〜しに行く」の作り方でしたが、この作り方の「例外」が2つあります。

  • 例外①:動詞がで終わるとき→をつける
  • 例外②:動詞がで終わるとき→に変える

順番に解説します。

  • 例外①:動詞が「ㄹ」で終わるとき

動詞がで終わるときは「으러」ではなく、だけをつけます。

  • 만들다(作る)→ 만들(作りに)
    ※「만들으러」は間違いです
  • 놀다(遊ぶ)→ 놀(遊びに)
    ※「놀으러」は間違いです

例外の覚え方のコツは「具体的な例」を「そのまま覚えること」です。例えば、上記の만들러(作りに)を例外としてそのまま覚えてしまいます。

すると、ある単語で러/으러のどっちをつけるべきか迷ったときでも、「만들러」が頭に入っているので、「あ!動詞がで終わるときは「으러」ではなく、だけつければいいのか!」と、すぐに例外に気づけます。
“『こりの日常』のプロフィール画像”
놀다(遊ぶ)を使って「遊びに行く」と韓国語で言いたいけど、러/으러のどっちをつければいいんだっけ…。あ!「만들다」は「만들러」とするのが成功なんだから、「놀다」も「놀러」が正解か!

例文で確認しましょう。

케이크를 만들 가요.
ケーキを作りに行きます。

같이 놀 다녀요.
一緒に遊びに行きましょう。

  • 例外②:動詞が「ㄷ」で終わるとき

動詞のがで終わるときは、「ㄷ」をに変えます。

  • 듣다(聞く)→ 들으러(聞きに)
    ※「듣으러」は間違いです
  • 걷다(歩く)→ 걸으러(歩きに)
    ※「걷으러」は間違いです

例文で確認しましょう。

이야기를 들으러 가요.
話を聞きに行きます。

걸으러 가요.
歩きに行きます。

ここで注意がありまして、받다(もらう)や 닫다(閉まる)といった動詞は、例外が適応されません。つまり、本来の作り方で作った받으러닫으러が正解となります。

ここでお気づきかもですが、めちゃくちゃややこしいです。ですが、発狂せずに我慢しましょう。

  • 例外に発狂しそうでも、我慢です😌

繰り返しですが、例外は「強引に覚える」が鉄則です。とはいえ、私もそうですが記憶力がザコな人間にとっては「それが苦痛なんだよ!」となりますよね。

なので、結論「体が自然に覚えるのを待つ」で良いと思います。私自身、何百、何千と使う中で、気づいたら勝手に例外かそうでないかを区別できるようになっていたので、暗記が苦手な方は「とにかく実践して慣れる」という方法をオススメします(^^)

まとめ

「〜しに行く」は、(으)러 가다という文法を使います。

  • 「〜しに行く」の作り方
  • 動詞の語幹+러/으러
  • ↳ パッチムなし:러
  • ↳ パッチムあり:으러
  • » 語幹とは?

そして、作り方の例外が2つありました。

  • 例外2つ
  • 例外①:動詞がで終わるとき→をつける
  • 例外②:動詞がで終わるとき→に変える

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