否定形「～しない」を意味する韓国語「안, 지 않다」の使い方【例文付き】

「～しない」の韓国語안/지 않다を解説します。

• 使えるシーン

• ごはんを食べません。
• かわいくないです。

こんな感じで「動詞・形容詞を否定する文章」を作れるようになります。

「名詞を否定する文法」は次の記事をどうぞ。
»「～ではない／違う」の韓国語「가/이 아니다」

「～しない」を意味する韓国語「안/지 않다」

否定表現には、次の2つがあります。

• ①：안
• ②：지 않다

それぞれの使い方を解説していきます。

①：否定表現「안」

作り方は、次のとおり。

• 作り方

動詞・形容詞の「前」につけるのが、ポイントです。

• 例文

밥을 안 먹어요.
ごはんを食べません。

책을 안 읽어요.
本を読みません。

안 아파요.
痛くないです。

注意点が、2つあります。

• 注意点①：「안」をつける位置
• 注意点②：「안」が使えない単語

順番に解説します。

注意点①：「안」をつける位置

さきほど「안」は動詞・形容詞の「前」につけると説明しました。

正確には「안」は、本来の動詞・形容詞の前につけるです。

• 勉強する → 勉強（名詞）＋する（動詞）
• 運動する → 運動（名詞）＋する（動詞）
• 掃除する → 掃除（名詞）＋する（動詞）

それぞれ、「〇〇＋する」でひとつの動詞になってますが、本来は「する」だけが動詞です。「안」は、この「する」の前につけます。

• 공부하다 → 공부를 안 하다
• 운동하다 → 운동을 안 하다
• 청소하다 → 청소를 안 하다

注意点②：「안」が使えない単語

• 있다（ある/いる）
• 재미있다（おもしろい）
• 맛있다（おいしい）
• 알다（知ってる）

こういった単語を否定したいときは、「안」ではなく、専用の単語があります。

• 「있다」⇆「없다」
• 「재미있다」⇆「재미없다」
• 「맛있다」⇆「맛없다」
• 「알다」⇆「모르다」

②：否定表現「지 않다」

続いて、否定形の2つ目「지 않다」を解説します。

• 作り方

動詞・形容詞の「後ろ」につけるのが、ポイントです。

• 例文

이 옷은 예쁘지 않아요.
この服は、かわいくないです。

믿기지 않아요.
信じられないです。

한국어는 어렵지 않아요?
韓国語はムズカしくないですか？

疑問形にすると、「～ないですか？」という意味になります。

「～しない」の韓国語「안/지 않다」の違い

안と지 않다の違いは、次のとおり。

• 違い

• 「안」は動詞、「지 않다」は形容詞によくつける。
• 「안」は話し言葉（日常生活）、「지 않다」は書き言葉でよく使う。
• 「안」は、強い否定の意志も表せる。

とはいえ、どちらも否定の文法です。

さらに、初心者のうちでこんなことを意識するのは激ムズなので、好きな方を使えばいいのかなと思います。

まとめ

否定表現は2つあります。

• ①：안
• ②：지 않다

「안」は動詞・形容詞の「前」、「지 않다」は動詞・形容詞の「後ろ」につけるのがポイントでした。

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