「〜なんだよ/〜なんですよ」の韓国語거든, 거든요
を解説します。
- 使うシーン
・最近忙しいんだよ。
こんな文章を作れるようになります。
今回の文法は、ネイティブ表現です。
会話の表現力アップにつなげてみてください!
「〜なんだよ/〜なんですよ」を意味する韓国語「거든, 거든요」
まずは作り方から解説します。
- 作り方
- 動詞 / 形容詞の語幹+
거든/거든요
- 名詞+
이거든/이거든요
- » 語幹とは?
動詞・形容詞の場合は、パッチムを考える必要なしです。
名詞の場合、パッチムがあれば이거든/이거든요
、パッチムがなければ거든/거든요
となります。
※パッチムがなくても이거든・이거든요
を使えます
そして、ここから本題です。
거든・거든요
で抑えておくべきポイントは、次の2つ。
- ①:相手が知らなそうな事実や情報を伝えるとき
- ②:主張を強調したいとき
順番に解説します。
①:相手が知らなそうな事実や情報を伝えるとき
「〜なんだよ。〜なんですよ。」のように、相手が知らなそうな事実や情報を伝えるときに使えます。
- 例文
나 야채 잘 안 먹는 편이거든. 근데 이 샐러드는 맛있다.
私、野菜あんまり食べない方なのよ。でも、サラダはおいしい。
A : 너 핸드폰 뭐야?
スマホ(機種)なに?
B : 이거 아이폰 12거든. 진짜 좋아.
これiPhone12だよ。めっちゃいいよ。
A : 집에 뭐 타고 가?
家までどうやって行く?
B : 자전거 타고 가거든. 운동되고 좋아.
自転車に乗って行くよ。運動になっていいんだよね。
- 補足:「理由を言いたいとき」にも使える
거든・거든요
は、相手が知らなそうな事実や情報を伝えるときに使えると言いましたが、これが派生して、「理由を言いたいとき」にも使えます。
次の例文をご覧ください。
A : 이번주 주말에 만날 수 있어?
今週末会える?
B : 안돼. 요즘 공부 때문에 많이 바쁘거든.
きびしいな、最近勉強で忙しいんだよ。
今回は「忙しいんだよ」というように意訳していますが、「忙しいから勉強できない」と、理由を述べているというふうに解釈することもできます。
このように、相手の知らない情報が結果として「理由を述べる表現」になっている場合も거든・거든요
を使えます。
訳し方は、「〜なんですよ、〜から」といった具合でOKです。
日本でも「〜なんですよ」を理由表現としてよく使いますよね。
②:主張を強調したいとき
거든・거든요
の使い方2つ目は、「主張を強調したいとき」です。
まずは、例文をご覧ください。
- 例文
A : 너 카레 좋아하잖아.
カレー好きじゃん。
B : 아니거든. 나 카레 안 좋아해.
違うって、私カレー好きじゃないよ。
A : 기다리게 해서 미안해.
待たせてゴメン。
B : 됐거든. 이미 늦었어.
もういいわ、遅いよ。
A : 어디 밖에 나가서 산책하자.
どこか出て散歩しよう。
B : 밖에 추워서 싫거든. 난 안 갈래.
外寒いからイヤだ、私は行かない。
こんな感じで「相手の主張に対して強く言い返したいとき」に거든・거든요
を使うことがよくあります。
注意点として、けっこう強めの表現になるので、使う場面に気をつけましょう。
場面によっては失礼だったり、相手を傷つけてしまうかもです…
「거든, 거든요」と「더라, 더라고, 더라고요」の違い
続いて、거든/거든요
と※더라/더라고/더라고요
の違いについて説明します。
» 「〜だったよ(経験)」の韓国語「더라, 더라고, 더라고요」を学ぼう
おそらく、この2つの違いがわからず悩んでる方も多いのではないでしょうか?
私が初心者の頃は、違いがよく分からず、かなり手こずりました…。
違いが分からなくなる原因は、「日本語の訳し方」が似ているから。
どちらも「〜なんだよ、〜なんですよ」となります。
なので、「どういう意味が含まれているのか」というそれぞれのポイントをきちんと抑えることが大事です。
ポイントは、以下のとおり。
거든/거든요
:相手が知らなそうなことを言う더라/더라고/더라고요
:自分の経験を言う
더라, 더라고, 더라고요
더라/더라고/더라고요
は「自分が直接経験したことを思い出しながら話すとき」に使います。詳しくは「〜だったよ(経験)」の韓国語「더라, 더라고, 더라고요」で紹介していますが、カンタンに例を3つ見てみましょう。
- 例文
어제 이 가게에서 치킨을 먹었는데 진짜 맛있더라고요.
昨日この店でチキン食べたんですけど、ほんとおいしかったです。
천천히 먹으라고 말했는데 빨리 먹더라.
ゆっくり食べなって言ったのに、早く食べるんよ。
평일인데 사람이 너무 많더라고.
平日なのに人めっちゃ多かったよ。
再度になりますが、「自分が直接経験したことを思い出しながら話す」ことがポイントです。
結果として、「〜だったよ、〜だったんですよ」という日本語訳になるわけです。
거든・거든요
続いて、거든/거든요
。
거든/거든요
は「相手が知らなそうなことを言うとき」に使います。- 例文
A : 너 핸드폰 뭐야?
スマホ(機種)なに?
B : 이거 아이폰 12거든. 진짜 좋아.
これiPhone12だよ。めっちゃいいよ。
A : 집에 뭐 타고 가?
家までどうやって行く?
B : 자전거 타고 가거든. 운동되고 좋아.
自転車に乗って行くよ。運動になっていいんだよね。
A : 이번주 주말에 만날 수 있어?
今週末会える?
B : 안돼. 요즘 공부 때문에 많이 바쁘거든.
きびしいな、最近勉強で忙しいんだよ。
日本語で、相手が知らなそうなことを言うとき「〜なんだよ。〜なんですよ。」という語尾表現を用いますよね。
どうですか?違いが少しは分かったと思います。
とはいえ、実際使っていかないと微妙なニュアンスの違いをつかむことはムズカしいです。今回のポイントだけ頭に入れ、少しずつ感覚をつかんでいきましょう。
まとめ
本日の内容をおさらいします。
作り方は、以下のとおりです。
- 動詞 / 形容詞の語幹+
거든/거든요
- 名詞+
이거든/이거든요
- » 語幹とは?
続いて、意味・使い方は以下のとおりです。
- ①:相手が知らなそうな事実や情報を伝えるとき
- ②:主張を強調したいとき
日本語でいう「〜なんだよ。〜なんですよ。」に該当します。
どうでしたか?初心者には少し難易度の高い文法だったかもしれません。
ですが、ネイティブの会話を聞いていると、かなりの頻度で使っている文法になります。
もしよろしければ、SNSで拡散して頂けますと嬉しいです。なお、質問は「Twitter」で受け付けておりますので、困りごとがありましたらお気軽にどうぞ🙇♀️
» こり(@kore_creator)
最後まで読んで頂きありがとうございます。