就職

【比較】日本と韓国の就活の違い6つ|就職成功のコツも合わせて解説

悩む人
悩む人
日本と韓国の就活は何が違うんだろう…
韓国で就職したいので、就活の違いが知りたいです。
就活を成功させるコツも教えてください。

こんにちは、こりです。
上記の疑問にお答えします(^^)

  • 本記事の内容

日本と韓国の就活の違い6つ

日本韓国
採用システム新卒一括採用通年採用
就活時期大学3年の夏〜大学4年の秋〜
企業の選び方大企業から中小、ベンチャー
(社風や理念への共感を重視)
大企業一択
(給料などの待遇を重視)
就活生の選び方ポテンシャル重視
(性格、努力、熱意)
スペック重視
(実務経験、学歴、資格)
合否までの期間1ヶ月〜数ヶ月数週間〜1ヶ月
準備する書類エントリーシート履歴書、自己紹介書、
ポートフォリオ

上記の通り。
順番に深堀ります。

1. 採用システム:韓国は通年採用が基本

韓国は、通年採用が基本です。

もちろん、韓国の一部企業では新卒一括採用もしていますが、
日本ほどルールがガッチリ敷かれているわけではないです。

2. 就活時期:韓国は大学4年の秋〜

日本ですと、入社4月の1年前くらいから皆同時に就活を始め、
どこかしらの会社から内定を受けて就職しますよね。

ですが、韓国では大学4年生の9月頃から就活が始まります。
日本に比べ韓国の就活は開始時期が遅く、短期集中型です。

  • 日本:大学3年で始め、大学4年の夏に終わる
  • 韓国:大学4年の秋から開始

さらに、日本の新卒学生の就職率が98%なのに対し、
韓国の新卒学生の就職率は60%ほど。

1つの要因としては、韓国では大学の在学中に「休学」する人が5割以上を占めていることがあげられます。

なぜ休学をするかというと、就活の得点稼ぎですね。

  • 韓国人が休学中にすること
  • 海外留学
  • 語学勉強
  • 資格勉強
  • インターン
  • ボランティア

また、韓国は徴兵制があるので、軍に入隊する若者が多いのも要因です。

3. 企業の選び方:大企業一択(給料などの待遇を重視)

就活生が企業の何を見るかは、人それぞれなので一概には言えないですが、
日本と韓国では、企業選びの優先順位が異なる傾向にあります。

  • 日本:大企業から中小、ベンチャー(社風や理念への共感を重視)
  • 韓国:大企業一択(給料などの待遇を重視)

このあたりは韓国に詳しくない方でもタコ耳かもですが、
韓国の就活生は、大企業への入社を切実に求めて就活を行います。

「大企業の方がカッコいいから、箔がつくから」という
理由もあるかもですが、待遇も大きく異るのが実状です。

4. 就活生の選び方:スペック重視(実務経験、学歴、資格)

韓国は圧倒的にスペック重視です。

繰り返しですが、韓国は通年採用が基本であり、
就活時期も大学4年生の9月からと超短期集中型。

休学をしてまで経験(スキル)を積む努力をしたり、積極的にインターンに応募したりとスペックを積むための準備を完璧に行い採用に望むスタイルが韓国就活です。

日本のように、「この新卒生はポテンシャルがあるな。入社後の成長に期待しよう。」
なんていう良くも悪くも呑気なことはいってられないのです。

5. 合否までの期間:数週間〜1ヶ月

エントリーしてから面接、合否確定までのスピードが早いのも韓国就活の特徴。

1次面接を受ける→翌日に役員面接→合格→「いつから出社できそ?」
みたいな速度感で採用が進むことも稀ではないです。

つまり、必然的に企業に応募した段階で準備が完璧に整っている必要があるわけです。

6. 準備する書類:履歴書、自己紹介書、ポートフォリオ

履歴書や自己紹介書は日本でいうエントリーシートのこと。
エントリーシート=履歴書+自己紹介書という感じですね。

そして、上記に加えてポートフォリオを用意する必要があります。

韓国の就活でいうポートフォリオとは、自己アピール用のプレゼン資料のこと。

実績やスキルをスライドなどにまとめて自己アピールをするわけですが、中身のコンテンツ以外にも、資料の作り方やスライドのデザインなど、見た目の評価も行われます。

韓国の就活(就職)を成功させるコツ3つ

ここまで読むと、韓国就活も簡単じゃないな…
ということがお分かりになるかなと思います。

就活生
でも、どうしても韓国で就職したいです!

という方もいると思うので、ここからは韓国での就職を考えている日本人がどのように就活と向き合えばよいのかを解説します。

結論、就活を成功させるコツは以下3つ。

  • 1. 求人サイトや就職エージェントを使う
  • 2. 語学と職業の関連スキルを日頃から積む
  • 3. 就活ビザ(D-10)を取得する

上記の通り。
順番に解説します。

1. 求人サイトや就職エージェントを使う

それぞれの違いは以下のとおり。

  • 求人サイト:企業の募集情報が集まったサイト
  • エージェント:就活生の就活をサポートしてくれるサービス

それぞれのおすすめを紹介します。

  • 求人サイトのおすすめ
  • 就職エージェントのおすすめ

※登録のタイミングやエージェントによっては、韓国企業の取り扱いがない場合もございます

ぜひ、ご活用くださいませ。

2. 語学と職業の関連スキルを日頃から積む

韓国はスペック重視の就活となるので、日頃からコツコツとスキル磨きも必要です。

就きたい仕事関連のスキルはもちろんですが、韓国語のスキルも優先的に身につけておきましょう。
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3. 就活ビザ(D-10)を取得する

初耳の方が多いかもですが、就活ビザ(D-10)なるものが存在します。

  • 就活ビザ(D-10)とは

簡単にいうと、外国人が就職活動を目的として韓国に滞在できるビザ。
ビザの有効期限は6ヶ月で、最大2年まで延長可能です。

発行条件は以下のとおり。

  • 韓国の大学や大学院を卒業後、韓国就職を目指す人
  • 韓国で働いていたが退職して、次の就職を目指す人

※詳細は韓国大使館の公式ページをご覧ください。

韓国の大学に在籍していたり、既に就職していることが前提ですが、通年採用でいつ応募が始まるか分からず、いかに事前準備(スキルや書類・面接)をするかが成功のカギとなる韓国就活において必須ともいえるビザです。

ということで、今回は以上です。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。